最近ますます存在感を高めているファンクバンドVULFPECK(ヴルフペック)のベーシストであるJoe DartをはじめとしたバンドTHE FEARLESS FLYERSが新曲”Flyer’s Direct“を公開している。
ドラムにはNate Smith (ネイト・スミス)。ジャズドラマーとして様々なミュージシャンのバンドでドラムを叩いたり、自身の名義でアルバムをリリースするなど活動は多岐にわたる。
また、ギターにCony Wong(コニー・ウォン)とMark Lettieri(マーク・レッティアーリ)を迎えたファンク・ジャズ界隈のオールスターバンドである。
ミニマルなドラムセットから繰り出される正確でグルーヴィーなドラム、まるで1匹の生き物みたいな一体感の弦楽器隊、全員がリズムの鬼。聴いていてちょっと息苦しいぐらいにリズムでリスナーを圧倒する素晴らしいバンドの新曲を聴いてみて欲しい。
リズムの鬼
THE FEARLESS FLYERSの魅力といえば、何と言っても「リズム」である。もちろんファンクバンドなので、タイトなリズムとそれぞれの楽器のフレーズの重なりなんかが特徴になりうるのだけど、その辺のファンクバンドとは訳が違う。
軽快なギターのフレーズが心地いい。ベースだって点を打つような子気味良いベースが曲のポイントになる。
ただ、一番の「グッとくる」魅力はドラムである。あなたを目掛けて突進してくるようなストレートなリズムのタイトさに驚くだろう。
こんなにシンプルだけどギミックの効いたドラムを叩ける人を知らない。
この曲でのドラムセットはバスドラムとスネアとハイハットだけである。シンプルなセットから繰り出されるドラミングが完璧なリズム感で突進してくるもんだから、耳が自然にドラムの音を追ってしまい脳が疲れる。それぐらいタイトでクールで最高なドラムなのである。
そんなクレイジーなドラムの上に乗る弦楽器隊との一体感がグルーヴであり、THE FEARLESS FLYERSがクールな理由である。
THE FEARLESS FLYERSが好きな人にはこんなバンドをおすすめしたい
THE FEARLESS FLYERSのベーシストであるJoe Dartが所属するファンクバンドVULFPECK(ヴルフペック)は絶対に押さえておいて欲しい。
VULFPECK(ヴルフペック) feat Louis Cole “It Gets Fuckier IV”
そのVULFPECKがゲストとして招いたLouis Cole(ルイス・コール)のソロもおすすめ。
ふざけ倒す超絶エレクトリックファンク Loius Cole(ルイスコール) “F it up”
日本のファンクバンドなら、最近は踊る!ディスコ室町だってかっこいいね。