Vaperwave(ヴェイパーウェーブ)という音楽ジャンルがある。
簡単にまとめるとこんな感じの音楽。
80〜90年代の音源をサンプリングしたりピッチダウン(音の高さを低くする)したり、テンポを落とす。ノルタルジックな特定のフレーズをリピートさせて、ちょっと不気味な音楽を作り上げる。
インターネットの普及発展が進むにつれて、2010年代の初頭に自然発生的に生まれた音楽だ。
僕自身最近しっかりVaperwaveを聴き始めたのだけど、なんとも言えないノスタルジックな「中毒性」がある。
この記事ではVaperwaveを代表する存在であるVektroidことMacintosh Plusの”リサフランク420 / 現代のコンピュー“を紹介する。
Macintosh Plus “リサフランク420 / 現代のコンピュー”
Vektroidはいくつも名義をもっているのだけれど、その一つがMacintosh Plusだ。
名義が数多くある理由は、活動初期にたくさんの名義で音源を発表することで、まるでVaperwaveの人気が爆発しているかのように見せることができるから、という説がある。
曲のタイトルは日本語だけれど、もちろんVektroidは日本人ではない。意味の通らない日本語をタイトルやアーティスト名に用いるものVaperwaveの特徴だ。「リサフランク420はまだわかるけど、現代のコンピュー?なんだそれ?」と意味不明だったし、最初誤字かと思った。
“リサフランク420 / 現代のコンピュー“ももちろん80年代の曲をサンプリングして作られている。ダイアナロスの”It’s Your Move”だ。
聴き比べていただければわかると思うが、原曲をスローダウン・ピッチダウンさせて同じフレーズを執拗に繰り返す手法で曲が作られているのがわかる。
個人的には作業BGMにすると集中できるので、最近はブログを書くときにはVaperwaveのアーティストの曲を聴いている。”リサフランク420 / 現代のコンピュー“が収録されたアルバム”フローラルの専門店”もよく聴いている。
「最近作業BGM飽きてきたんだけど何かないかな?」と思っているあなた、ぜひMacintosh Plusを聴きながら作業に取り組んでみてはどうだろうか。怪しげな雰囲気しかないけど結構捗るよ。
Vaperwaveが進化したFuture Funk Skylar Spenceも聴いてね!

以前Saint Pepsi名義で活動していたSkylar Spenceは、Future Funkというエレクトロとディスコが融合したようなジャンルを代表するアーティストだった。Vaperwaveから派生したと言われるので、ぜひ一度聴いてみて欲しい。
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