ここ1週間ぐらいの間だろうか。
ツイッターでは、音楽好きの間で「#夏に聴きたい9枚」とというハッシュタグが流行っている。
「自分が夏に聴きたい9枚のアルバムをセレクトする」という趣旨なのだが、たくさんの画像とツイートを眺めていると選ぶ人の個性が出て楽しい。
ちなみに僕が選んだアルバムはこの9枚。
ほぼ直感で、個人的に夏を連想させるアルバムをチョイス! pic.twitter.com/qqdD6FZzk5
— Sleepyhead | 音楽のブログ (@SleepyHead_blog) 2018年5月22日
このハッシュタグを見た瞬間に直感で思いついた「夏っぽい」アルバムを放り込んだら、この9枚のアルバムジャケットがまとまった画像が出来上がっていた。
おそらく「歌詞に夏っぽい描写がある」とか「サマーとか夏という言葉が曲名に入る」なんてベタな選び方をしている人はあまり多くないように思える。
きっとみんなそれぞれの個人的な思い出や思い入れとアルバムが結びついて夏を連想させる「エモくってノスタルジーを感じる」音楽を選んでいるのだろう。
僕の場合も思い出や思い入れを思い出しながら選んだアルバムでもあるのだが、2つテーマがある。
「暑い野外を汗だくでトボトボ歩いてるっぽい情景が浮かぶアルバム」
「汗だくで家に帰ったあと、冷房の効いた部屋でチルアウトするときのアルバム」
この2種類だ。どちらにしてもまぁ夏っぽい。
そんなテーマでセレクトした9枚をご紹介してみたい。
「暑い野外を汗だくでトボトボ歩いてるっぽい情景が浮かぶアルバム」
ちょっと湿度が高そうな、蒸した暑さを感じる曲が入っているアルバムを選んでみた。曲自体がそんな印象を与える場合もあるし、たまたま夏によく聴いていたからそう思うだけかもしれない。
Foster the people “Torches”
アメリカのインディーロックといえばこの人たち。
音数の少なさと、印象的な乾いたギターリフがなんだか暑い荒野を歩いているようなイメージを持たせる。あと死ぬほど暑い時期にリクルートスーツを着てせっせと就活していた時期にひたすら聴いていたから、ということも影響しているだろう。
Red Hot Chili Peppers “Californication”
やっぱこれだわ。何故か切ないメロが夏を思い出させる。
レッチリといえば夏、とという個人的なイメージが強いだけなのだが。
Arctic Monkeys “AM”
こういうヘビーなギターサウンドって夏って感じ、そして大声で歌いたくなりがち。
4年ぐらい前に真夏の夜、サマーソニックでライブを見たからきっと「夏」のイメージがくっついているのだと思う。
先日発売された新譜はむしろ涼しい部屋でコーヒー飲みながら夜に聴きたくなるようなメロウさがある。こちらもぜひ。
Radiohead “The Bends”
ギターサウンドを中心に置いた曲に夏を感じる傾向にあるのかもしれない。
サビでトムヨークがバリバリ声を張って歌いながら、裏でギターがゴリゴリになってる荒々しさが夏。
「汗だくで家に帰ったあと、冷房の効いた部屋でチルアウトするときのアルバム」
「夏=暑い」というイメージがあるのは当たり前だが、暑い野外から家に帰って涼みながらビールを飲んでぼーっとする時間が至高だったりする。
そんなチルアウトタイムに聴きたくなる音楽をチョイスしてみた。
Proviant Audio “Drift Days & Disco Nights”
これはトボトボ歩いてるというよりかは、炎天下のフェスで踊りたい曲であり、チルアウトにもぴったりなエレクトロ感。
ダフトパンクを思わせるファンクとエレクトロの融合がめちゃくちゃかっこいい。
Passion Pit “Gossamer”
ディス・イズ・ザ・ベスト・チルソングです。しかも何とも言えない郷愁すら感じさせるエモさまで兼ね備えてる。Passion Pitにしてはこういった曲は珍しい(本来は楽しいシンセポップバンド)のだけど、ちょっと大人のチルソング。
Washed Out “Within or Without”
チルウェーブの生みの親、Washed Out。ループするシンセのフレーズと、浮遊感のある雰囲気は、真夏の暑い夜のチルアウトにオススメ。
「チルウェーブ」については、こちらにバチっとまとめているので良ければ読んでみて欲しい。
Toro y moi “Anything In Return”
こちらもチルウェーブの代表的アーティストであるToro y moi。落ち着いた雰囲気ながらどこかシリアスな雰囲気を感じさせるAnything In Return、個人的に大好き。
ぜひ暑い夏の、涼しい室内でゆるゆる酒でも飲みながら聴いてみて欲しい。
Metronomy “English Riviera”
The Bayという曲なだけあって、PVにはバカンスで訪れた海という雰囲気がある。曲自体はレトロで音数も少なめ。シンプルな構成だけどサビの“It feels so good in the bay”という歌詞を口ずさみたくなる気持ちいい曲だ。
最後に
今回ご紹介したアーティストの曲はこちらのプレイリストにまとめてみた。
このプレイリストから少しでも「夏」を感じ取ってもらえれば幸いだ。
ぜひあなたの「夏を感じさせる曲」を添えてシェアしてもらえるとさらに嬉しい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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