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もう少し深く聴き込みたい人に。Mr.Childrenの隠れた名曲21曲プレイリスト

5/10よりMr.Childrenのアルバムのサブスクリプションが解禁された。

natalie.mu

日本国民の90%以上は、どこかで曲を耳にしたことがあるであろう国民的バンド。今更細かな説明も不要だと思う。

Apple MusicやSportifyでも過去の作品を含めて全てのアルバムが聴けるようになったので、例にもれず僕も1週間大好きだった曲を聴きまくった。

中学生の頃に掌/くるみを聴いて感動して以来、かれこれ15年以上ミスチルを聴き続けていた。実はファンクラブにも入っていたぐらいのマジのファンだった。

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もちろん「有名なJポップバンドを聴くのはダサい」みたいなひねくれた時期もあったが、改めて聞き直してみるとやっぱり素晴らしいバンド。世間的なイメージである単なる「ラブソングバンド」ではないわけだ。

「昔ちょっと聴いていたけど、有名な曲以外も聴いてみたい」と言った人は、ぜひ今回紹介するプレイリストをきっかけに、より深くミスチルを理解してほしい。

もしくは「めちゃくちゃ聴き込んだけど、周りに話せる友人がいない」人は、ぜひ共感してもらえるところは共感してもらいつつ、ぜひお気に入りの「ニッチな」名曲を教えてもらえると幸いだ。

プレイリストの中から、いくつか僕個人のオススメを抜粋してご紹介する。

MIRROR

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5thアルバム「深海」に収録されたMIRROR

おそらくそれなりにミスチルを聴き込んだ人なら「あの切ない曲ね」となる名曲だ。

イントロから鉄琴みたいなカラッとした音色が、アコースティックギターの上に乗っかる。ベタな「ラブソング」ではあるのだが、秋が深くなるような切なさがある。

LOVE はじめました

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10thアルバムの”It’s a wonderful world”に収録されている「LOVEはじめました」

夏が近づいてきたらよく中華屋で見かける「冷やし中華始めました」をもじったタイトルだ。

曲自体いわゆるミスチル的な大衆に受けるようなポップさはない。しかも歌詞が過激である。非常にストレートな表現。しかし癖になる。ダークな雰囲気でエレクトロな楽曲に、桜井和寿が小気味よくメロディを乗せる。

「殺人現場に野次馬たちが暇つぶしで群がる 中高生たちが携帯片手にカメラに向かってピースサインを送る 犯人はともかくまずはお前らが死刑になりゃいいんだ でもこの後ニュースで中田のインタビューがあるからそれ見てから考えるとしようか」

 

「中田のインタビュー」というのも、懐かしさを刺激するポイント。おっさんくさいことを言うが、今の10代は中田英寿の現役時代を知らないのかな。あぁ僕はおっさんに一歩づつ近づいてる。

ロードムービー

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僕が「ミスチルで一番好きな曲は?」と聞かれたら必ず「ロードムービーだよ」と答える。シングルカットされた曲でもないし、“Q”という9thアルバムに入っている一曲なのだが、最高にエモーションを刺激する。

明るい雰囲気なのに物悲しい。油断するとイントロのピアノを聴いただけで涙が出てくる。妙な「終末感」があるのだ。何かが終わりに向かっているような「悲しさ」がある。

僕は歌詞にあまり言及するタイプの人間ではないのだが、ロードムービーの詞は胸を打つ。街灯が立つ通りをオートバイで走る様子を「等間隔に置かれた闇を超える感覚に」なんて表現する。シンプルに「すごいな」と思う。こんな歌詞普通書けない。

あんまり覚えてないや

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13thアルバムの”HOME”に収録された「あんまり覚えてないや」。これも聴くたび100%泣いてしまう。こうやってブログを書きながら聴いていても泣いてしまう。とてもハッピーなメロディーなのに、こんなにストレートに愛を歌っているのに。

じいちゃんになったお父さん

ばあちゃんになったお母さん

歩くスピードはトボトボと

だけど覚えてるんだ 若かった日の二人を あぁ きっと忘れない

Everything is made from a dream

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こちらも“Q”に収録された曲。バイオリンとギターのサウンドから始まるイントロは静けさがあるのだが、サビは一転して跳ねるようなポップなメロディーに切り替わる。

ジョンレノンとブルースリーが歌詞に出てくるので個人的についつい聴いてしまう

ブルースリーも ジョンレノンも この世から去った今

あの情熱を あの感動を 遺伝子に刻もうか

そう歌いながら 叫びながら

余談ではあるが、“Q”は圧倒的に名作アルバムである。ミスチルらしい壮大なポップソングも含みながら、”Everything made from a dream”やロードムービー”など隠れた名曲を含んだバランスの良い作品なので、ぜひ聴いてみて欲しい。

最後に

Mr.Childrenは単なるポップバンドではない。ポップで大衆的でありながら、実は実験的で面白い曲を作り続け、ファンに届けてきた。

ここまでのキャリアがありながら、コンスタントにアルバムをリリースし続けるバンドはなかなかみあたらない。

いやいや!甘い!まだこんな隠れた名曲があるじゃないか!と思う方はぜひオススメの曲を添えながらシェアしてくれると嬉しい。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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