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チルウェーブとディスコの美しい重なり Roosevelt Feat. Washed Out “Forgive”

Roosevelt – Forgive (feat. Washed Out) (Official Audio)

誠に勝手ながら下半期ベストソングが決まってしまった。正直、僕としてはこれを超える曲が今年出てくるとも思えない。

当ブログでも何度かご紹介しているドイツのプロデューサーRoosevelt(ルーズヴェルト)が、チルウェーブを作り上げたバンドWashed Out(ウォッシュトアウト)を迎えた新曲”Forgive“をリリースした。

もうね、語彙力を失ってしまうぐらい絶妙なバランスなワケ。エレクトロなディスコサウンドで人を踊らせるRooseveltのフォーマットに、チルくてどこか懐かしい輪郭のぼやけたシンセサイザーとWashed Outことアーネスト・グリーンの歌声。なにこのコラボレーション。

どちらもソロプロジェクト的に活動しているアーティストだ。Washed Outなんて「チルウェーブ」というジャンルを作り上げた張本人。大物である。

遊び疲れた後のチルアウトに。浮遊感に浸れる「チルウェーブ」の10曲。
対してRooseveltはここ昨年ファーストアルバムをリリースしたエレクトロポップ・ディスコ界隈で最も勢いがある若手。

この2人が作り上げた「ディスコ」「チルウェーブ」の重なりがこんなにも気持ちいいものだとは思わなかった。基本ベースはRooseveltの作るシンプルながらもリズムが気持ちいディスコサウンド。その上にぼやけたようなどこか懐かしさも感じるWashed Outの声が乗ると全く違った曲に聞こえる。

多分Rooseveltが曲全体を構成し、Washed Outがメロディーを乗せたのだろう。シンセのリフもどこかWashed Outっぽさが滲み出る「ノスタルジー」を感じる。なんでこんなに懐かしい気持ちになるんだろう。小さいな頃の見たVHSみたいなサウンドなのだ。

ディスコとチルウェーブの融合。ぜひ聞き逃しなく。

Rooseveltの記事はこちらからどうぞ!

【 Music Heads Vol.2】踊れる80’sエレクトロ、でもバンドサウンド。ドイツのプロデューサRoosevelt(ルーズヴェルト)

Rooseveltってどんな人?どんな音楽作っているの?という内容はこちらの記事にまとめた。
もう少し深く知りたい!と思うあなたはぜひ読んでみてほしい。

下半期最もモダンでディスコなRooseveltの新アルバムから。新曲「Under The Sun」が公開!

“Forgive”も収録されるセカンドアルバム”Young Romance”から”Under The Sun”も公開されているのでこちらから聴いてみて!