こんにちは、Sleepy head(@SleepyHead_blog)です。
今あなたに聴いてほしい音楽をご紹介するシリーズ“Music Heads”第二回です。
前回はカナダのエレクトロポップ3人組”Men I Trust”をご紹介しました。ゆるゆる踊れるチルなダンスミュージック、でもバンドとしての良さをしっかり残す、Sleepyhead2018年3月現在のパワープッシュです。
今回もエレクトロで、より80’sのディスコサウンドを今っぽくアップデートしたドイツのプロデューサーMarius Lauber(マリウス・ラウバー)のプロジェクトRoosevelt(ルーズベルト)をご紹介。
*第一回はこちらから!!!
Roosevelt
まずはMontrealを聴いてほしい。開始5秒でMariusの溢れるセンスを全身で受け止めることになるはず。ベースのフレーズは本当に世界一なのでは?と思うほどの中毒性。たった3パターンのフレーズで一曲を貫くストイックさ。
そんなクールなRooseveltは、ドイツ人のプロデューサ/DJであるMariusが始めたプロジェクト。作曲等は一人でこなしながら、形態としてはバンドとして活動しています。日本でのデビューはまだなので知名度としてはまだまだですが、80’sのディスコミュージックに影響を受けたような音楽を好む層では徐々に「アツい存在」となりつつあります。
去年、たまたまYouTubeのレコメンドでポッと”Montreal”のMVが出てきました。サイケデリックでどことなくレトロさを感じるサムネイルから「知らないけど多分好きだな」と思って観てみたらまんまとハマってしまいました。YouTube侮るなかれ。
いいトロピカル感
ジャングルの中が似合うトロピカルな雰囲気が曲を包んでいます。シンセの浮遊感と、テンポが早すぎないゆるさがそう感じさせます。メロディーやギターのカッティングなど、しっかりバンドの音を残しながら踊れる曲は大好物。
ニュアンスとしてはMGMTの”Electric Feel”に近いものを感じます。このMVのせいでトロピカルと言う印象が着いてしまったのでしょうか。
ドラム出身らしいリズムの気持ちよさ
このRooseveltを始める前、MariusはBeat!Beat!Beat! というバンドに所属しており(現在は活動休止してしまっています)ドラムを叩いていました。
爽やかなインディーロックという感じ、カッティングのギターが心地いいです。
このバンドで培ったドラムとしての経験を生かして、Rooseveltの楽曲を作っているそうで。「曲作りはドラムから入ることが多い」とインタビューで答えています。
“Around You”なんかはパーカッションから始まりながら、曲中のドラムが淡々とした16分のリズムでストイック。おそらくオートワウかベースシンセで加工した面白い音のベースのフレーズもクールで「僕が思いついたことにできないかな」と思うほど。
ライブが最高にクール、再現度が高すぎる
こういうエレクトロなダンスミュージックの弱点って「ライブでの再現性」だと思います。打ち込みやDJセットであれば問題ありませんが、バンド編成となると話が別。原曲では打ち込みのシンセの音なのに、ライブでは省かれてるとか、音作りがちょっと違和感があって微妙な仕上がり、なんてことも結構あります。
しかし、Rooseveltの場合はむしろライブがかっこいい。サポートメンバーのクオリティーも高いのでしょう、リズム隊の盤石っぷり。上の”Colours”のライブでドラムなんてそのリズムだけでなく叩くスタイル自体がかっこいい。ベースも存在が際立っています。
ただでさえ踊れる気持ちいいチルなダンスミュージックだっていうのに、ライブの熱を加えてパフォーマンスされたらもうね、朝まで踊り狂います。
最後に
抜群のクールさ、踊れる80’sインスパイア系。エレクトロなのにバンドサウンドをしっかり生かしたスタンス。どれを取っても最高です。まだ来日したことがなく、ヨーロッパをツアーで回ったり、フェスに出たりといった感じ。2017年にアルバムがリリースされたばかりで、これから日本にくることがどれぐらいの可能性があるかわかりませんが、どこか日本のレコードレーベルに伝わればいいな・・・来日ライブを実現してほしい。
今のうちにチェックしておけば、今後来るであろう世界的なブレイクまでに間に合います。かるーく踊れるようなシンセサウンドが好きだなぁ〜なんてあなたはぜひ聴いておくといいですよ。こんな素敵なバンド・ミュージシャンが世界にいるんだな、と思っていただければ嬉しいです。
本日の【Music Heads】はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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