横浜は赤レンガ倉庫で開催される音楽・アート・映画を楽しむことができる都市型フェスGreenroom Festivalに参加した。
【音楽フェス】Greenroom Festivalで絶対見たいアーティスト・バンド9選
5月26日(土)~27日(日)の2日間開催で、僕は26日(土)に行くことに。
ちなみに土曜日はチケットがソールドアウトしている。アクセスも良く、センス溢れるラインナップを目当てにたくさんの人が集まっていた。
結論から言うと、こんな最高なフェスはない。音楽フェスの話となると、サマーソニックやフジロック、ロックインジャパンなど巨大フェスを思い浮かべる人も多いだろう。
しかしフェスにあまり参加したことがない、大きすぎるフェスは人混みで疲れるなどフェスが苦手な人でも楽しめる優しいイベントだった。
どんな様子で、どんなアーティストを観たのか、Greenroom Festivalの素晴らしさを、僕が参加した様子を紹介していきたい。
エントランスに結構時間がかかる
ライブスタートは12:00から。
僕はNever Young Beachを目当てに頭からちゃんと観れるように会場入りする、つもりだった。
赤レンガ倉庫には11:40に到着。「これで間に合うやろ」と余裕をかましながらビールを買ってエントランスゲートの方に向かうと・・・
奥に小さく見えているのが入り口。めっちゃ人多いし列が動くのが遅い・・・
結局会場に入るまでに30分ぐらいかかってしまい、Never Young Beachを頭から見ることはできなかった。
来年行かれる方は時間に余裕を持って会場入りして欲しい。入り口は結構混む。
チケットを見せて、ドリンク代500円を支払って会場入り
カラフルなGreenroom Festivalの文字が掲げられたゲートをくぐると、いよいよメイン会場へ入ることができる。
音楽フェスにしては珍しく、チケットをリストバンドと交換した後にドリンクチケット代500円を支払うことになる。ライブハウスみたいで意外だった。ぜひドリンク代とチケットを取り出しやすくしておくことをオススメする。
会場は意外と広い
(指が写り込んでしまった・・・)
Good Waveが1番大きなステージ。反対側に位置するBlue Skyがその次に大きなステージだ。一旦リストバンドを手にいれると、ゲートを行き来することができる。アルマーニやビームスなどのアパレルブランドが出店するグッズエリアや、唯一の屋内ステージであるGallery Stageは、一度メイン会場から出なければならない。
フェス全体の規模としては「広大」と言うわけではないが、とはいえそこそこ広い。移動にそこまで時間がかかることもないので、ステージ間の移動に焦ることもない。
1バンド目はNever Young Beach!
ライブ自体はスタートしてしまっていたが、途中からNever Young Beachを見ることができた。
海辺から吹く風と、彼らのハッピーなサウンドが最高に気持ちいい。Greenroom Festivalのビーチやサーフのイメージを体現した素晴らしいステージだった。
最後に「明るい未来」を演奏して1発目のアクト終了。素晴らしいフェスの幕開けとなった。
飯もうまいよ!
Never Young Beachが終わって、次に観たいDATSまで時間があったのでランチをすることに。会場内には屋台もたくさんある。いわゆるフェス飯。
僕はなんとなくタイを思わせる色使いの屋台で、真夏のやさいカレーコンボを注文。値段は600円から高くても900円ぐらい。他のフェスと比べても食事が結構良心的だなぁと感じた。サマソニだとどんなご飯でも軒並み1000円以上した記憶がある。
うまかった・・・野外でいい音楽を聴きつつ酒を飲んで食べる飯がうまく無いわけがない。開始1時間半でビール2本消化して気分良くランチを楽しんだ。
2バンド目はDATS
写真を撮ることができなかったが、2バンド目は最近ますます勢いづいているDATSを屋内ステージであるGallery Stageで観た。
打ち込みやサンプラーなどゴリゴリに使って、エレクトロやダンスミュージックのニュアンスを積極的に取り入れるスタイルが最高にクールだった。
3バンド目はEgo-Wrappin’
正直言ってEgo-Wrappin’をしっかり聴き込んだことはない。
しかし、ライブパフォーマンスは凄まじいものがあった。エネルギーの塊みたいなバンドだった。
Ego-Wrappinをよく知らない人でも「くちばしにチェリー」は聴いたことがあるかもしれない。会場はものすごい盛り上がりだった。
ボーカルの中納良恵はここのところ声帯を痛めてしまいライブをキャンセルしてしまったようで、Greenroom Festivalで久々の復帰だったようだ。
そのせいか、踊り狂いながら全力でパフォーマンスを見せるその姿にやられてしまった。最高にクール。
4バンド目は小袋成彬、のはずだった・・・
Ego-Wrappinが終わった後、最近宇多田ヒカルのプロデュースなどで話題に上がることも多い小袋成彬まで1時間あったので、友人とあれこれ話をしながら酒を飲んでいた。
後15分で始まる、と言う段階で「そろそろ会場向かうか」と、屋内ステージのGallery Stageに向かった。
が、会場前でスタッフの人が「現在入場規制中です」のアナウンス。「200人ほど待っている人がいるから、ライブ中に会場に入れるかどうかわからない」と言われて半泣きになりながら退散。
明らかに一番小さいキャパのステージでやるべきアーティストではないな・・・と思いつつ、音楽ファンの注目っぷりを思い知らされながらハナレグミのステージを楽しんだ。
ピースフルな雰囲気でちょっとウトウトしてしまいそうなぐらい気持ちいいステージだ。
最後はKNOWERで締め!
ハナレグミを見た後は、この日一番楽しみにしていたKNOWERのステージを見るため再びGallery Stageへ。
クレイジーなファンクEDMジャズの要素をごちゃ混ぜにした独自のスタイルを貫く、アメリカの超絶テクニシャンバンドだ。
またもや写真を撮ることができなかったのだが、ダントツで最高なステージだった。
とにかくドラムのルイスコールがうますぎる。少年のような純粋な気持ちで「スゲーーーーーーーー」と目を輝かせながら目を丸くして一人エキサイト。
「ユーガイズアーファッキンオーサム!!!」「ユーアークレイジー!!!」と10回ぐらい叫んでしまった。ライブが終わることには声が枯れてしまっていた。
とにかく彼らのクールさを表現する語彙が足りないので、ぜひこの映像を観てみて欲しい。クレイジーとは彼らのための言葉と断言できる。
音楽フェスで、しかも海外のバンドとしてはめちゃくちゃ珍しいのだが、アンコールでさらにもう一曲やってくれた。会場にいた観客もみんな最高にノリがよく、好きなように踊り好きなように叫び、彼らの最高なパフォーマンスに素直に反応する空気感がたまらなく心地よかった。
終了!
KNOWERのライブに興奮しきりなまま会場を出ると、建物の窓からメインステージであるGood Waveでライブ中のJimmy Cliffのライブが窓から見えた。
ものすごい観客の数と、気持ちいいレゲエが夜の横浜の海風が吹いてこれ以上ない空間と化していた。僕はもうKNOWERで全てを出し尽くしたため、ここでフィニッシュ。興奮とともに帰宅した。
チケット代はそこそこ
1日券で11,730円と、決して安くはない。しかし出演陣の豪華さを考慮すると妥当な金額。
大きなフェスと比較しても、サマーソニックで16,000円、フジロックで20,000円と考えるともちろん安い。
アクセス・開催時期がちょうどいい
横浜は赤レンガ倉庫で開催のためめちゃくちゃアクセスが良い。
みなとみらい線のみなとみらい駅から歩いて15分ぐらい、一番近い駅で日本通り駅から10分ほどで会場にたどり着ける。都内からも東急東横戦で一本で最寄駅まで行くことができるし、そこからも徒歩で15分以内で会場入りできる。
フジロックは新潟の苗場だし、ロックインジャパンは茨城のひたちなか。都心に住む人間からするとちょっとした遠出をしなければならない。
しかし、横浜で駅チカの開催なら気持ちも荷物も軽い準備で気軽に参加できる。
しかも、開催時期は5月下旬。真夏の炎天下で日焼けしながら肌を真っ赤にして、汗だくでライブを見るもの楽しいけど、ちょっと不快で体力的にも辛い。
でもGreenroom Festivalは5月の開催だ。暑くもなく、寒くもない。暑すぎて体調を崩してしまう可能性が低いためか、ベビーカーで子供を連れた家族づれの参加者も結構いた。
最後に
結論「最高なフェス」だったことは間違いない。もう少しアートや映画部分を楽しむことができればよかったのだが、クールなバンドを気持ちいコンディションの中楽しむことができたので満足だ。
秋にはLocal Green Festivalの開催が決定している。30組のDJやアーティストが出演する。今回行き逃した人も、9月に参加してみると良いだろう。
引用元 Local Green Festival [ローカルグリーンフェスティバル]
来年の開催が決定したら、ぜひまた参加したいと思う。少しでもGreenroom Festivalの雰囲気が伝われば幸いだ。