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【リモートワーク】在宅ワークが捗る!おすすめしたい11の音楽

新型コロナウイルス感染症の広がりで在宅勤務をしている人、きっと多いと思う。僕も例にもれずここ一ヶ月ぐらい在宅勤務を続けている。

先日の緊急事態宣言の内容を見ると、僕らは5月6日まで外出自粛、在宅勤務を続けなくてはならないようだ。正直、人に会わず、ずっと一人で東京の狭いマンションの一室で仕事していると気が滅入る。東京の平均的な単身20代ってたぶんみんな同じ状況なんじゃないかと思う。早く落ち着いてほしい。

しかし、在宅勤務にも良い点がある。それは「仕事しながら音楽が聴けること」だ。明らかに僕に取ってはメリットだ。普段オフィスで働くときは音楽を聴きながら仕事ができない人もたくさんいるはず。

自分の好きな音楽を聴きながら仕事をこなしていると、自然とテンションも上がり、イヤなタスクだって勢いで片付けられたりする。在宅勤務なら、基本的に人に話しかけられることない。Zoomなどのオンラインでミーティングがあったとしても、急に会議が入ることは普段よりは少ない。

でも、いつも聴く音楽ばかり聴いていたら徐々に飽きてくる。でも新しい音楽をイチから探すのはめんどくさいと感じる人もいるんじゃないだろうか。

そこで、僕が在宅勤務を続けた1ヶ月の間によく聴いた11の素晴らしい音楽をあなたにシェアしたい。僕が紹介する音楽で、あなたの在宅ワークが少しでもはかどれば幸いだ。

YouTubeで聴けるはかどる音楽

YouTubeに上がっているライブ映像や音源を流して仕事することが多い。ライブ映像などであれば1つの動画が割と長く、終わるたびに他の音楽を探して切り替える手間も省ける。

有象無象の動画、音源の中から僕のおすすめを3つ挙げた。

1. Tame Impala “The Slow Rush In An Imaginary Place”

The Slow Rush In An Imaginary Place

 

オーストラリアのサイケデリックロックバンドであるTame Impala(テームインパラ)の最新アルバム“The Slow Rush”を別バージョン。

オリジナルの“The Slow Rush”に強いリバーブがかかり、収録されている音一つ一つの反響が強くなっているおかげで、ライブハウスで音楽を聴いているような感覚に陥る。会場にいる客がガヤガヤと話す声や、曲が始まる時に上がる歓声が曲の間に挿入されているため、曲と曲の間に切れ目がなく流しっぱなしのBGMとしてぴったりなのだ。ライブハウス、あるいはバスムームのような「音が反響する場所」で聴いている心地よい浮遊感を味わってみてほしい。

ちなみにオリジナルバージョンはこちら。

2. VULFPECK “Live at Madison Squire Garden”

VULFPECK /// Live at Madison Square Garden

 

アメリカのLAを拠点に活動するミニマルファンクバンド、VULFPECK(ヴルフペック)が去年公開したNYのMadison Squire Gardenでのワンマンライブの映像。

このライブ音源を聴けばハッピーになれる。もちろん楽器がとんでもなく上手い人たちが、とんでもなく難しいことをやってみたり、これ以上タイトになりようのないリズムを刻むのだけど、とにかく曲と歌がハッピーなのだ。

ファンクという音楽ジャンルを昔のものと思って取っつきにくい印象をお持ちかもしれない。でもVULFPECKは違う。いきなりライブのフル音源を聴くのはちょっと…と思うあなた。まずは“Animal Spirit”を聴いてみてほしい。朝起きて、ご飯食べて、コーヒーいれて、窓開けて仕事に取り掛かる時に気持ちを高めるにはぴったりの曲だ。

VULFPECK /// Animal Spirits

 

ちなみにSpotifyにも音源が上がっている。お好きな方をどうぞ。

3. tofubeats “3HRS DJ set / unBALANCED at YABISU YA PRO, Okayama”

tofubeats 3HRS DJ set / unBALANCED at YEBISU YA PRO 20200208

 

DJセットの動画っていつ見るべきかわからなかったのですが、在宅勤務で仕事中音楽聴けるタイミングなんだなと気がついた。

特に午前中にこのtofubeatsのDJ setを聴いてテンションを上げて、一番やりたくない仕事から無理やり取り掛かっていく。例えが良くないけど、アスリートが違法にパフォーマンスを高めるドーピングみたいなものだ。

パソコンに向かってデスクチェアに座って仕事しながらでも身体が勝手に動き出して「DJってすごいな」と思わされた。ぜひ踊りながら仕事をしてほしい。

4. okadada “Lost Decade FUKUOKA 20180525”

okadada / Lost Decade FUKUOKA 20180525

 

DJセットの動画だと、こちらのokadadaのDJセットも聴いている。tofubeats同様「今日仕事したくないな」と気持ちが落ち込んでいる時に無理やり上げていくためのドーピング用という感じだ。

腰が重くなるイヤな仕事でも不思議なぐらい捗るのでおすすめ。でも仕事しながら足や身体全体でリズム取ってると、それだけでちょっと疲れてくる。一日聴いてはられないかも。使い分けが大事だ。

Spotifyのプレイリストで聴ける

Spotifyのプレイリスト機能は、作業BGMを探すには便利だ。

僕個人として「誰かの編集意図が入ったプレイリストがあまり好きでない」ので、アーティストの過去作品がまとめられたコンプリート版を聴くことが多い。「集中できるプレイリスト」も「二日酔いに効くプレイリスト」なんて恣意的すぎるので、正直その時々の気分による。「このプレイリストを聴いたら集中できる」という動機付けがされたプレイリストなら、基本的にはなんでも集中できると思う。だから、どうせなら僕は自分の好きなアーティストを聴いて「集中モードに切り替えるスイッチ」として位置付けている。

Spotifyからお気に入りの3つプレイリストを挙げた。この記事、ピックアップ自体にも僕の編集意図が入ってる訳なんだけど、選択の幅を広げる意味合いとして、ぜひ聴いてみてほしい。

1. Phoebe Bridgers “who is phoebe fucking bridgers?”

アメリカのLA出身のシンガーソングライターであるPhoebe Bridgers(フィービー・ブリジャーズ)の作品をまとめたプレイリスト。正式リリースされていないベスト盤みたいなものだ。

2020年4月9日にリリースした新曲“Kyoto”や、前作“Stranger in the Alps”に収録された“Motion Sickness”などのPhoebe Bridgers名義でリリースした曲や、Julien BakerLucy DacusとのプロジェクトBoy GeniusConor OberstとのユニットであるBetter Oblivion Community Centerなどの作品もプレイリストに入っている。

ソフトで寄り添うような楽曲に、繊細だが芯が強く、透き通るような歌声が組み合わさる。午前中にドーピングしてテンション上げて仕事に取り組んだあと、午後はPhoebe Bridgersなどの穏やかな音楽を聴きながらのんびり落ち着いて仕事をする。この流れが僕の定番となっている。

2. VULFPECK “Complete VULF”

先ほど紹介したライブ版以外にも、VULFPECKの総作品集のようなプレイリスト“Complete VULF”がかなり良い。Vulfpeckのメンバーが組んでいるThe Fearless Flyersの曲も入り、過去リリースした曲が全て楽しめるプレイリストだ。僕はいつもシャッフルで聴いている。これといって特別聴きたい音楽がないのであれば、“Complete VULF”を流しておけば間違いない。

3. St. Vincent “St. Vincent Complete”

NY・ブルックリンをベースに活動をするシンガーソングライターであるSt. Vincentのコンプリート版もついつい良く流してしまう。

“New York”のようなしっとりしたバラードのような曲もあれば、ライブでも定番曲となったギターリフがユニークな“Cruel”を聴くと気持ちが盛り上がってくる。

最初から流しっぱなしで聴けるアルバム

「アーティスト以外の誰かの編集意図」が入っているものが少し苦手と先ほど言った。だから最近はアルバムを一から流しっぱなしにすることが多い。

アルバムに寄ってはついつい飛ばしてしまう曲もあったりするかもしれない。でも僕が自信を持って「作業BGMとして聴いていて不快な部分がなく、音楽として優れている」アルバムを選んだ。ぜひ聴いてみてほしい。

1. Men I Trust “Oncle Jazz”

カナダのインディーポップバンドであるMen I Trust“Oncle Jazz”は、2019年にリリースされた彼らの1stフルアルバム。

曲と曲のつなぎがスムーズで、“Fiero GT”などの短い間奏曲が差し込まれていて、スムーズに曲が流れていく。まるで「ラジオを聴いている」ような感覚に作業の邪魔をしない柔らかなサウンドだ。このアルバムはシャッフルではなく、1曲目から順番に聴くことをおすすめする。

2. Toro Y Moi “What For?”

Toro Y Moiのインディーロック色が強いアルバム“What For?”もよく聴いている。Men I Trustのアルバムと同様穏やかな気持ちになれるハッピーなサウンド。しかし、彼のチルウェーブやエレクトロミュージックの強みが生かされた強いビートに身体を揺らして踊れる作品だ。いつ聴いても気持ちがいい。特に過ごしやすい春の気候とマッチするアルバムだと思う。

3. Dosh “The Lost Take”

歌詞が入っていると気になって集中できない人にはDosh“The Lost Take”がおすすめ。独特なサウンドメイクで、構成もかなり複雑だが、不思議と作業する手を邪魔することはない。

過去には日本のロックバンドのストレイテナーが、Dosh“Mpls Rock and Roll”を出囃子SEに使っていたこともある。

4. STRFKR “Being No One, Going Nowhere”

アメリカのポートランドを拠点に活動を続けるシンセポップバンドSTRFKR(スターファッカー)が2016年にリリースしたアルバム“Being No One, Going Nowhere”のリミックス版。ダンスミュージック的なビートにリミックスされていて自然と身体が揺れる。気持ちを上げていくためのアルバムだ。

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