正直ノーマークだった自分を恥じたいぐらい最高なディスコ・ファンクサウンドを鳴らすオーストラリア出身のバンドParcelsの”Lightenup“をご紹介したい。
“Lightenup“は、10月12日にリリースされる、セルフタイトルのデビューアルバム”Parcels“に収録されている。
「ダフトパンクみが強い」と思ったら
Parcels(パーセルズ)はオーストラリア出身の5人組バンドで、現在はドイツのベルリンを中心に活躍するバンド。高校卒業後にメンバ全員でオーストラリアを出て、ベルリンに拠点を移した。まだメンバー全員が20代前半というのだから驚きだ。
初めて聴いた時の印象は「ダフトパンクっぽいなぁ。ギターのカッティングや、ディスコを感じるリズムでめっちゃ踊れる」というものだった。
よく調べてみるとダフトパンクがプロデュースしたという”Overnight”という曲があるそう。
確かにイントロのカッティングからして「このサウンドはダフトパンク!絶対影響受けてるやん!」と思わせてくれる。
以降の曲もダンスミュージックの影響を受けながらも、バンドサウンドで表現しようとしている。ダフトパンクのプロデュースを経て、ディスコ・ファンクを基軸として音楽性が生まれたのかな。
リズムとギターのカッティングがダンサブル!
新曲の”Lightenup“は軽快なギターのカッティングが特徴的な曲だ。
ベースのタイトなリズムが曲全体を支えており、リズムに乗っかってくるメンバーのコーラスワークがとても美しい。歌メロも空白を生かしたファンクなリズムが素敵で、”Lightenup“を聴いていると身体が自然に動き出す。
基本的にはバンドサウンドなんだれど、ところところダンスミュージック的なマナーを感じるところがめっちゃいい。ベルリンはクラブ・ハウスカルチャーが強いようで、本人たちもその影響を少なからず受けているとインタビューで語っている。
カッティングのフレーズがリピートされる雰囲気はどことなくダンスミュージック的だし、ディスコ・ファンクのルーツをしっかり感じることができるタイトなリズムはバンドそのものだ。
まだまだ若い彼らのデビューアルバムは現代版にアップデートされたディスコ・ファンクの名盤となること間違いなし。もしあなたが「僕・私は今の音楽をしっかり追っている音楽好きだ」と自称するのなら、ぜひParcelsを押さえておいて欲しい。