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気分が落ち込んだ時は毛皮のマリーズの”Heart Of Gold”を聴けば良いんだよ

僕は心配性でメンタルが弱めで、ついつい気持ちがネガティブになりがちだったりする。大きな仕事が控えていたり、プレゼンがうまくいくか心配になったり、人間関係に悩んでしまったりするともうダメ。うまくいくのだろうか、準備は良いだろうか、なんて考えてどんどん勝手に追い込まれていく。

僕に限らず気分が落ち込むことがない人なんていない。人それぞれ解決策があると思うのだけど、僕の場合は音楽を聴くことでネガティブな気持ちを少し和らげることができる。

「あぁもうダメだ早く家に帰ってベッドに転がり込んで何にも考えたくない」とメンタルがボロボロになった時に聴くバンドが毛皮のマリーズ。ゴリゴリのパンクとロックンロールの精神が宿りながらも、優しい曲を作る優しいバンドなのだ。

毛皮のマリーズ HEART OF GOLD

“HEART OF GOLD”なんてどストレートにあなたの背中を押してくれる。もちろんタイトルはあのニール・ヤングの名曲から取られているのだけど、負けず劣らず素晴らしい曲なのだ。

「Don’t Worry, Baby Baby もう雨は止むだろう そして朝日が昇るさ 旅立ちだBaby Baby ランプはいらない 夜道を照らすのはそう Heart Of Gold」

サビの歌詞が本当に好きだ。今は雨が降って目指す場所が見えないかもしれないけど、自分の”Heart Of Gold”を信じて進めばきっと希望が待ってるよ、目の前が真っ暗な人をまっすぐ励ましてくれる。

ちょっと嫌なことがあった帰り道に聴きたくなる。こんなストレートな歌詞、正直普通のミュージシャンが歌っても全然心に響かないのだけど、ボーカルの志磨遼平には不思議な魅力がある。高校中退して、矢沢永吉ばりに夜行バスに乗って東京に出てきて紆余曲折ありながらシーンを代表するミュージシャンに成った彼のストーリーを知っているからなのかもしれない。

ちなみに志磨遼平のエッセイ集は僕のバイブルである。めちゃくちゃ破天荒に見えて繊細でユーモアに溢れて文才まである彼のエッセイ、ぜひ一読してみて欲しい。この本もあなたを励ましてくれるに違いない。