MGMTがフジロックでサイコーのパフォーマンスを行った。とにかくサイコーだった。その素晴らしさを伝えるための語彙力を失ってしまったぐらい。
現地で観れなかったのは実に悔しいところではあるのだけど、幸い今回はフジロックを配信で楽しむことができる。テクノロジーが発達した2018年でよかった。
曲のパフォーマンスもさることながら、スクリーンで流す映像やステージ上に置かれた植物、向かって右手に置かれたピエロ(最新アルバムのLittle Dark Ageのジャケにいるあいつだ)など、世界観が完成されていた。きっと現地で観れた人はめちゃくちゃにその素晴らしいパフォーマンスを楽しんでいたのだろう。
サイケでポップで面白くって茶目っ気があって、トロピカルで不思議な世界観が見えるMGMTが好きです
— Sleepyhead | 音楽のブログ (@SleepyHead_blog) 2018年7月28日
この記事では「やっぱりこれだよなぁ!この曲が聴きたいんだよなぁ!」と思わせてくた曲を、実際にライブで演奏した中から紹介する。
Little Dark Age
2曲目のLittle Dark Ageはミドルテンポのその名の通りダークでドロっとした世界観がクールな曲。
マイクがハウってしまい“Oh Jesus, What is that??”とボーカルのアンドリューが困惑していたけれど、いざ曲に入るとサイコーのパフォーマンスを観せてくれた。
関係ないけど、2曲目が終わった後に、間を繋ぐために「今僕は即興で歌っているんだ〜」的な適当な即興ソングがキュートだった。
Me And Michael
この80〜90年代のポップソングみたいなシンセサイザーのリフがたまんない。
ライブももちろん素晴らしいのだけど、MVがふざけててとてもいい。アジア人バンドの曲をパクって売れようとするMVなんだけど、MGMTのこういう茶目っ気が大好きだ。
Time To Pretend
1stアルバムが爆発的に売れたこともあり、きっとMGMTファンの多くは1stアルバムの曲をブチかまされると反射的に踊ってしまうんじゃないだろうか?
3曲目(だったと思う)でTime To Pretendが来た時は泣いちゃうかと思った。インターネットを介してYouTubeで観てるだけなのに。輪郭のぼやけたボーカルと、目の前がパッと広がるような爽快感のあるポップなサイケがグッとくる。
Electric Feel
僕はこの曲を待ってた。トロピカルな世界観が一番ストレートに表現された曲だと思う。なぜかわからないのだけど、この曲を聞くといつも「あぁ俺はジャングルの真ん中にいるのだな・・・」という気分になる。
自宅でライブ配信を観ていたのだけど、気がついたらソファーから立ち上がってビール片手に踊ってしまっていた。ダンサブルだなぁ。
KIDS
「MGMTで一番有名な曲って何よ?」と聞かれたら、好きだろうが嫌いだろうが「そんなのKIDSに決まってるだろうが!!!」と答えざるを得ない。
簡単に説明するとみんなで「オッオッオッオッオーオーオッオッオー」って歌いたくなる曲だ。あのリフのキャッチーさと一緒に歌いたくなる度合い、全てのポップソングの中でもぶち抜いて高い。いっぺん聴いてみて欲しい。何を言っているのか理解いただけるはずだ。
She Works Out Too Much
ボーカルのアンドリューがワークアウトしながら歌うパフォーマンスには声を出して笑てしまった。
She Works Out Too Muchでワークアウトするアンドリューサイコーすぎでは #mgmt #フジロック pic.twitter.com/GaokxVptde
— Sleepyhead | 音楽のブログ (@SleepyHead_blog) 2018年7月28日
こちらの曲もレトロなポップソング感があり実にかっこいい。
Flash Delirium
まさかやると思ってなかったので、とても嬉しかった曲。
せり上がるようなサビのメロディーが大好き、サイケでありながらインディーロック感が出ている。
やっぱり王道が楽しいよね
他にもたくさん演奏していたのだけど「なんだかんだ定番で王道の曲は楽しいね」と思う。ライブパフォーマンス自体もとにかくよかったし、ステージングや演出などにもこだわりを感じた。ぜひ彼らのパフォーマンスが生で観てみたいし、今回フジロックに足を運ばなかったことを死ぬほど後悔した。
ぜひ実際に観た人も、僕と同じくMGMTをYouTube配信で観ていた人も各々の感想を添えてシェアしてもらえると嬉しい。
配信が終わった直後から単独来日を期待して、今年を過ごしていくことを誓ったので、いつかまた日本に来てくれたらいいな!