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「映画で女の子が街から街へ車で渡るときに流れる劇中歌」みたいなエモ。Clairo(クライロ) “Bags”

Clairo – Bags

 

アメリカの女性SSWであるClairo(クライロ)がニューアルバム”Immunity“をリリースした。個人的に今年一番刺さったアルバムと言っても差し支えないぐらいドンピシャなインディーポップだった。そのニューアルバムから”Bags“という曲を紹介したい。

シンプルなバッキングのギターと装飾を削ったビートが曲を進めつつ、憂いのあるアンニュイな歌声がエモーショナルなメロディーを乗せていく。YouTubeのコメントにもあったのだけど「映画で女の子が街から街へ車で渡るときに流れる劇中歌」みたいな雰囲気がある。たぶんその女の子はアメリカ中部の何にもない荒野をいくような車の中で、少し悲しげな表情をしながら後部座席で外を眺めている、みたいな「明らかに悲しげでも明るくも楽しくもない絶妙なライン」の上をいく曲だ。

ベッドルームポップと言われるようなDIY感のあるサウンドだけど、メロディーの自在さや曲のスケール感は壮大である。たくさんの音色を使いながらもどこか空白を感じさせる音のバランスが素晴らしい。僕の勝手な感想だけど、日本でこの手のアーティストはあんまりいないと思う。DIY感を残したスケールの大きなSSW的な。

ぜひ電車で移動したり、車でドライブしているときに流してみてほしい。きっとあなたもエモーショナルになれるはずだ。

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Clairoが好きな人はきっとこれも好き

FazerdazeもClairoに近いタイプのSSWだ。きっとあなたも気にいると思う。

チルタイムにはこの曲。Fazerdaze “Little Uneasy”