元NUMBER GIRLのギタリスト田渕ひさ子を中心に結成された4ピースバンド、toddle(トドル)の“Branch in the Road”は夏のドライブにぴったりだ。とにかく爽やかでポップで流れる景色が頭に浮かぶ。
正直、toddleは最近初めて知ったバンド。友人から教えてもらったのだけど、あのNUMBER GIRLでギターを弾いていた田渕ひさ子が歌うバンドがあるなんて興味をそそる。そして実際なんども聴きたくなるぐらいエモい。最高。青春。
とにかくこんな気持ちいいギターポップ、なかなかない。メロディーと一本道を進む車を切り絵で描くMVがポップでキュートだ。
しかも田渕ひさ子ってこんなにいい歌声してたんだ、と驚いた。めちゃくちゃ可愛い。とにかく淡くて青春の夏という空気感を纏う歌詞が曲にぴったりフィットしている。こんなことを言うと失礼かもしれないが、40歳を超えたベテランアーティストが作った曲に思えないぐらいのみずみずしさが最高だ。以下の歌詞なんて「いい夏過ごしてぇ〜〜〜〜」とたまらない思いに駆られがち。
海がいい 光る青
山でもいい 木々の緑
連れってって 出かけよう
ここじゃないどこか遠くへ行こう
精力的にライブを行なっているバンドなので、ぜひ一度生でパフォーマンスを観てみたい。ぜひ気に入った人は一度ライブに足を運ぶのもいいかもしれない。
次回予告 Sen Morimoto “Cannonball”
京都出身でシカゴ在住のアーティストSen Morimoto。サマーソニックの出演も決まっており、耳の早いリスナーの間で話題だ。ジャズやポストロック、ヒップホップの要素を見事にミックスした彼の楽曲“Cannonball”を紹介する。次回もお楽しみに!
「500文字でサクッと音楽紹介」記事はこちらからどうぞ!
・キラキラしたポップとハイトーンボイス。Passion Pit(パッションピット) “Sleepyhead”
・異国の香り漂うロック。Khruangbin(クルアルビン) “Maria Tambien”
・チルを感じる。シカゴ在住の日本人アーティスト Sen Morimoto “Cannonball” – sleepyhead
・DJやるなら絶対流したい。Skylar Spence(スカイラースペンス) “I can’t be your superman”