先日来日ツアーを成功させた彼の代表曲である”Long Gone“は、囁やくような深い歌声と、キレがよく気持ちがいいカッティングギターのサウンドが耳に心地いい。
写真に写る女の子が軽快なステップで踊るMVもなんともクセになる。歌詞テロップが黄色い文字で表示されるレトロな雰囲気が、彼のおしゃれでシティーなサウンドにマッチしている。インドネシアのイックバルというバンドも日本の山下達郎から強く影響を受けたシティーポップな音楽を作っているが、東南アジアシティー感の存在感が強くなっているなぁと感じる。
タイで生まれ、その後ニュージーランドで育ち、その後タイに活動の拠点を写してた22歳の才能。インターネットのおかげで、どこの国のアーティストだから良い/悪いを判断できる時代ではなくなってきている。もし東南アジアの音楽に触れたことがない人は、まずPhum Viphuritから入ってみてはどうだろうか。きっと心地のいいチルなシティーポップっぷりに驚くだろう。
Manchild [国内盤のみボーナストラック1曲収録/歌詞対訳・ライナーノーツつき]
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Phum Viphurit Lirico / Inpartmaint 2018-03-18
次回予告 ふくろうず “ごめんね”
昨年12月に突然解散したふくろうず。まさかラストライブになると思わずに、クリスマスイブの10周年ライブの最後に演奏した「ごめんね」。
チャットモンチーだって青春だったけど、僕にとってもっと身近な青春ってふくろうずだったと思う。解散してしまったけれど、こんなにポップでエモいバンドいない。もしかしたら思いが強すぎて500文字どころでは済まないかもしれないけれど次回もお楽しみに!