こんにちは、Sleepy head(@SleepyHead_blog)です。
“No Music, No Life”なんてことは軽々しく言えませんが、音楽は確実に僕の生活の一部。
できるだけたくさん「いい音楽探し出して聴く」ことは、僕に取って「毎朝決まった時間に目が覚める」とか「寝る前には歯を磨く」みたいな行動に近いです。
何にも意識しなくても、毎朝オフィスまでの道のりでYouTubeや音楽メディアを徘徊して好きなバンドやミュージシャンを漁り、いい作品を引いた時の高揚感を楽しんでいます。
特に「新しくリリースされる音楽」というものは刺激的で、新鮮で、歴史の長いバンドがたくさんアルバムをリリースしているにも関わらず作風を180度変えてファンを驚かせたり。
もちろんこの2月にもたくさんのアルバムがリリースされ、僕なりにあれやこれやとたくさん聴いてみました。
有名なバンドから無名なバンド、アメリカから日本、はたまた東南アジアから北欧まで世界中分け隔てなく聴いていると「これは聴いてほしい、良さを共有したい」という気持ちが自然に高まります。
今回は、特に最近リリースされた最新の楽曲から、今月聴きまくっているアルバムを3つご紹介します。
おすすめ① MGMT “Little Dark Age”
まずはアメリカはニューヨークのブルックリン出身のサイケポップバンド、MGMTの新譜”Little Dark Age”からご紹介。ちなみに “MGMT”は昔活動していたバンド名であるThe Managementの略です。
何と言っても前作から5年待ちましたからね。個人的に超待望していた作品です。
そんな待ち焦がれた素敵なアルバムから、個人的に一番好きな”When you die“をピックアップ。
シンセのサウンドと、アコースティックギターの掛け合わせが妙にエモさを引き立てます。音数も詰めすぎてないし、頭に残るメロディーでついつい口ずさみがちです。
曲だけではなくPVも演出が面白く、場末のバーでマジックを披露するマジシャンが主人公のストーリー。
宇宙に漂っているような、すでに宇宙に飲み込まれてしまっているような見え方がサイケデリックで美しいです。
そのサイケでカオスな世界観が僕は好きなのですが、サビの歌詞を見ていくと・・・
You die
死んでしまったら
Words won’t do anything
言葉なんて残らない
It’s permanently night
永遠の夜さ
I won’t feel anything
何も感じない
We will all be laughing with you when you die
お前が死ぬときはみんな笑ってるよ
なんとも冷笑的な歌詞だと思いませんか。曲自体がポップながらも何となくもの寂しさを醸し出す雰囲気とマッチしていますね。死に対してどうすることもできないし、俺なんて何者でもないんだという無力感を感じます。
とはいえ曲自体はもの寂しさも感じられるキャッチーな雰囲気。「サイケポップとはってなんぞや?」と思うあなたはMGMTから聴き始めるとすんなり受け入れられるのではないか、と僕は思います。
おすすめ② Albert Hammond Jr. “Francis Trouble”
2つ目は2000年代前半から巻き起こったムーブメント、ガレージバンドの人気が再興した「ロックンロールリバイバル」の旗手であるThe Strokes。
そのギタリストであるAlbert Hammond Jr.のソロアルバム”Francis Trouble”をご紹介します。
実は3月のリリースなのですが、それに先立ちリード曲である“Muted Beatings”のPVが公開されました。
アルバートはストロークスの中ではリズムギターを引いており、ギターソロで魅せるような派手さがあるというよりは、堅実にバンドを支える影の力持ち的なイメージでした。
しかしソロではギターも持たずにバリバリ歌っています。
ファッショニスタとしても知られるので、アルバートのファッションにも注目すると違った楽しみがあるのではないでしょうか。
このライブの映像なんてスタイリッシュ。
ギターのリフだったりは「あ〜何となくストロークスっぽいなぁ」と思わせる単音を使ったシンプルな雰囲気ですが、メロディーのチャッチーさは独特のものがあります。
余談ですが、最近日本でもかなり人気が出てきているロックバンド”DYGL”のプロデュースなんかを手がけています。きっとDYGL的なガレージロックテイストな音楽が好きなら「これいい!!!」と思うはずです。
来月のリリースが非常に楽しみですね。3/9が待ち遠しいです。
おすすめ③ くるり “その線は水平線”
みんな大好き(と、勝手に思っています)くるりのニューシングル”その線は水平線”
このシングルは10000枚限定リリースで、特設ページまで設けられていました。
PVに出演しているのはSUMIREさん。 ミュージシャンのCharaと俳優である浅野忠信さんの娘さんです。本当にいい雰囲気持ってます、好きです。
曲について調べていると、ボーカルギターの岸田さんが書いたセルフライナーノーツがnoteに上がっていました。
Mark Kozelek(アメリカのシンガーソングライター)風の、少しスモーキーで燻んだ風合いの歌い出しだけど、コーラス部分では少しばかりMr.Childrenなんかを彷彿させるような、ドメスティックな温度感もある。
あまりこういうタイプの曲は書かないが、一筆書きで描いたこの曲は、このような曲想になった。「ハイウェイ」や「How To Go」などが好きで、くるりのことが好きになった人は好きだと思う。
くるりは結成してから20年以上経過しており、歴史が長いバンド。
メンバーも定期的に変わりがちなので時期によって作風がガラッと変わっていたりします。
僕は2003~2004年ごろの”How to go”や”ハイウェイ”の頃のくるりが好きになって、そこからずっと聴き続けているので、引用にある通り“その線は水平線”はドンピシャでした。
スローなロッケンロール、でもそこには暖かい温度感があるいい距離感の曲だな、と僕はとらえています。
正直「2018年これ良いいい曲出るのかな?」とさえ思います。
それぐらい僕個人としてはツボにはまりました。
まとめ
2月聴いた素敵な音楽をご紹介しました。
僕の個人的な趣味全開ですが、素敵な音楽であることは間違いないですのでぜひ聴いてほしいな、と思います。
昔聞いた音楽をずっと聴き続けるのも良いですが、新しい音楽には新鮮さや驚きがあります。気分もリフレッシュされるので、たまに普段聞かない新しい音楽に触れてみるのも良いのではないでしょうか。
個人的には「ポップである」ことは非常に大事な要素だと思います。
ポップであるだけだと非常に浅い音楽になってしまうのですが、本来人が受け入れづらい音楽をポップに鳴らすバンドやミュージシャンには心を惹かれます。
今回はある程度なの知れた大物バンドを紹介してきました。彼らは音楽のいろんな要素と「ポップさ」を掛け合わせるバランスが本当にすごい。
これからもそんな個人的な趣味を全開に音楽を紹介していきます。