Jungle – Heavy, California
これぞ「グルーヴの塊」だ。モダンなファンクをイギリスから発信するバンドJungleの新譜”Heavy, California“が抜群にいい。ただこの曲が流れくるだけで勝手に身体が動きだす。
モダンなファンクで身体を揺らす
1stアルバムをリリースした時点で、ノエルギャラガーが「クソ素晴らしい」と絶賛したり、ライブツアーをストイックに回るようなバンドだった。
エレクトロであり、時にはサイケデリック。でも根底にある音楽のルーツは「ファンク」であり「ソウル」だ。うまくブレンドして、消化して出来上がった「モダンで都会的なファンク」がJungleが鳴らす音楽だ。
9月14日にリリースされる2ndアルバム”For Ever“に収録された”Heavy, California“は「モダンファンク」を体現している。「世界滅亡後のラジオ局が別れの曲をかけている」ような音をコンセプトに作られたアルバムだけあって、なんとなく「終わり」を感じる音、のような気がする。
「ファンク?ソウル?なにそれよくわかんない」という人でも、グルーヴ感あるリズムとファルセットの効いた歌声の重なりが心地よく聴こえるだろう。
MV中では青空のカリフォルニア?の草原の真ん中で、若者が優雅に激しく踊る姿が美しい。個人的に「ダンス」というものが特段好きなわけではないのだけど、つい見入ってしまう。きっと音楽とダンスの相性がピタッと合うからだろう。
1stを聴いたまますっかり忘れていた人はもちろん、これまで名前も音楽も知らなかった人にも聴いてほしい。2018年リリースのアルバムの中でも屈指のイケてるアルバムになると僕は確信している。
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