最近「自分の興味では、たどり着かない音楽」に出会えてないな、と思う。
最近では、Spotifyのレコメンド精度は非常に高いことで有名だ。自分の趣向や履歴を元に「まだ知らないけれど気に入るでろう新しいアーティスト」を紹介してくれる。きっと毎週月曜日に更新されるWeekly Discoverの更新を楽しみにしている人も多いだろう。
一方で、自分が持つ興味の外側にいる「最高な」アーティストに出会えるきっかけって、SpotifyやApple Musicにはあんまりなかったりする。サブスクリプションサービスは、履歴からどことなく心地よくって僕が気に入りそうな雰囲気の曲をレコメンドしてくれる、でもそこには頭を揺さぶられるような意外性がない。
そんな音楽のマンネリを解消するためにこんなツイートをしてみた。
【教えてくださいあなたのオススメ】
最近本当の意味で新しい音楽に出会っていない気がする どうしてもテイストが偏りがち
と、言うわけで「最近聴いたいい音楽」を僕に投げつけてもらえませんか…!スポティファイよりすごい出会いがありそうな気がしていて
何卒よろしくお願いします!!!
— Sleepyhead | 音楽のブログ (@SleepyHead_blog) 2018年6月29日
ありがたいことにフォロワーの皆様に面白くって知らなかった音楽をたくさん教えてもらえた。本当にありがとうございます。
Spotifyを始めとするテクノロジーを駆使したレコメンドの精度も非常に高い。でも「人を介して」おすすめされる音楽には想定外な出会いがある、と改めて思い直すきっかけとなった。
自分一人の興味では絶対たどり着かなかった音楽との出会い
教えていただいてみなさま誠にありがとうございました!
自分の趣向と、それを元にしたSpotifyのレコメンドではたどり着かないような音楽を知ることができました!人力Spotifyにも可能性はまだあるのかな、と感じることもできましたので僕もどんどんいろんな音楽を見つけて発信して行きます! https://t.co/SiAUaTTfCF
— Sleepyhead | 音楽のブログ (@SleepyHead_blog) 2018年6月30日
僕が好きな音楽は90年代から現在に至るまでのインディーロック。それ以外のジャンルだって聴くのだけど、どのアーティストから聴いていいのかよく分からない。
故になんとなく聴くのが億劫になり、いつもの「お気に入り」をリピートしてしまう。
そして同じような心地いい音楽ばかりをたくさん聴くことができるけれど、そのうちマンネリが生まれる。
確かに同じジャンルで同じような音楽を聴いているともちろん落ち着く。でもなんとなく物足りない。そんなとき、音楽的マンネリを打ち破るような「意外性」のある音楽を求めたくなる。
今回教えていただいた中で一番衝撃的にマンネリを打ち破ったのがこちら。
最近フォロワーさんに教えていただいたのですが、これ凄いです
吐痙唾舐汰伽藍沙箱/ 君はだれなんだhttps://t.co/y0lTKO7CSm
— Euphonica 横浜仲町台の洋品店 (@Euphonica_045) 2018年6月29日
まず「なんて読むんだろう?日本のバンド?」という印象だった。「溶け出したガラス箱」という、どうやら70年代に活動していたバンドらしい。プログレッシヴ・フォークとは・・・
五つの赤い風船の西岡たかしと元ジャックスの木田高介、フォーク・シンガーの斉藤哲夫が集まって結成したセッション・プロジェクト。1970年に、細野晴臣、加藤和彦などのメンバーが参加したファースト・アルバム『吐痙唾舐汰伽藍沙箱』を残して解散。同作はすべて西岡たかしの作詞、作曲のナンバーで占められ、ソロ・アルバム的な色合いが強いが、木田高介による幻想的なアレンジによって唯一無二の存在感を生んだ。その後“プログレッシヴ・フォーク”と呼ばれて、高く評価された。
正直、僕がこのバンドをたまたまYouTubeで見つけていても聴くことはなかったと思う。いきなり聴くには訳のわからないバンド名だし、アルバムを一枚だけリリースして解散した70年代のバンドを聴くきっかけなんてほとんどない。
しかし、おすすめいただいたし気になって聴いてみると衝撃的にカッコよかった。
これ本当にすごい、めちゃくちゃに良すぎました。衝撃です、サイケフォーク?とも言えそうな雰囲気たまりません。しかも細野晴臣がベース弾いているんですね、ありがとうございます! https://t.co/NvQ4xjRr6h
— Sleepyhead | 音楽のブログ (@SleepyHead_blog) 2018年6月30日
ゆらゆら帝国にも通ずるようなサイケで独特の世界観を持つバンドである。
紹介してもらってからずっと聴いている。間違いなく、僕一人の興味から音楽を探しても「溶け出したガラス箱」にはたどり着かなかっただろう。
人力Spotifyの可能性
結局、僕が言いたいことは「テクノロジーがカバーできない人力レコメンド」がまだまだ必要な存在なのじゃないかということ。
Spotifyのレコメンドは個人の好みをしっかり押さえてくる素晴らしいシステムだ。有名無名を選ばず「あなたが気に入りそう」な音楽を毎週月曜日にと届けてくれる。
なぜスポティファイはあなたのテイストを熟知しているのか。
この3つの組み合わせが最強
①アルゴリズムを駆使したレコメンド(ユーザーの嗜好を分析する)
②テキスト情報の分析(どんなアーティストがウェブ上で言及されているか)
③曲自体の分析(テンポやキーなど)https://t.co/bdTIvES4Ta— Sleepyhead | 音楽のブログ (@SleepyHead_blog) 2018年6月28日
でも、そこに「全く異質」な音楽が入り込む余地ってあまりないんじゃないだろうか。
僕はインディーロックやエレクトロ、ダンスミュージックなどの「現代」の音楽が好きだ。その履歴を追いかけた結果、Spotifyは、僕の音楽を選ぶ傾向と全く違っている「溶け出したガラス箱」をおすすめしてるのだろうか。多分難しい(はず)。
全く違った好みを持つ「誰か」を介して、これまでもこれからも「知ることがない」ような異質な音楽を知ることができる。音楽を楽しむ幅がぐっと広がり、さらに音楽への興味が深まると、僕は強く思う。あえてノイズを入れる、みたいな考え方。
多分、その「誰か」になって、面白い音楽を知るハブになりたくってブログを書いているのかもしれないな、とふと思った。誰かが「人力Spotifyになりたい」と言っていたが、こういうランダムなレコメンドのことなんだと思う。
ぜひ「最近同じような音楽ばっかり聴いていて面白くないな」と思うなら、友達でも知らない人でも、僕でもいいから「なんでもいいからいい音楽おすすめしてください」と聴いてみるといいと思う。きっと思いもしなかった意外性のある音楽に出会えるはずだ。
他にもたくさん面白い音楽を知れた!
ブログでは紹介しきれないのだけど、ツイッターのモーメントにまとめてみた。
もちろんこれらの音楽は僕にとって意外な」音楽だ。あなたにとっては「当たり前に聴く」音楽かも知れない。
ぜひあなたの「最近お気に入りの音楽」を添えてツイッターでシェアしてもらえると嬉しい。もし何か「いい音楽が聴きたいな」と思うのなら、僕が全力でおすすめするので声をかけてもらえたらめちゃくちゃ喜ぶと思う。



