音楽とファッションの関係性はとても深い。
「パンク」にはパンクのファッションがあり、「ヒップホップ」にもヒップホップのファッションがある。
彼らは、その音楽のスタイルを表すことができるファッションを選ぶ。音楽は自己表現の側面があるのだから、自分の内側にある思想やスタンスを表すために、ファッションにこだわるわけだ。
僕は「パンク」は高校生の頃にラモーンズやクラッシュ、セックスピストルズをつまみ食いしたぐらいで「パンク」に感化されたわけではなかった。当時は「パンク」とは何か、ちゃんと理解していなかったのだ。
でも今改めて思うのだけど「アナーキーでいること」を主張するパンクってクールだと思う。体制に反抗することを表明すること、己を突き通すこと。「パンクス」ではないけれど、自分の中にパンクの精神を持っておきたいと思う。
だから、僕は普段身に付けるものでちょっとだけ「パンク」を表現したいなぁと思って買った靴がある。
パンクと密接な関係があるシューズ、しかもファッションとしてもかっこいい。GEORGE COX(ジョージコックス)だ。
GEORGE COXってどんなブランド?

GEORGER COX(ジョージコックス)は、1906年に設立されたイギリスを代表するシューズブランドだ。ビールブルワリーで働いていたGeorge James Cox氏が、副業としてスタートさせた。
パンクミュージシャンが好んで着用したことでよく知られている。1970年代には、Sex Pistols(セックス・ピストルズ)のJohn Lydon(ジョン・ライドン)や、彼らのマネージャーを務めたMalcolm McLaren(マルコム・マクラーレン)、そしてパンクの女王Vivian Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)が愛用したことでパンクとの繋がりを深めていった。
その後もパンクだけではなく、ミュージシャンに愛用され続けた。The Clash(クラッシュ)のJoe Strummer(ジョー・ストラマー)や、David Bowie(デイビット・ボウイ)などもGEORGE COXを履いた。
厚底やステッチなどが特徴的であることに加え、パンクミュージシャンの精神を表すための手段として現在も人気を保っている。
もちろん50年前のムーブメントだから、現在はファッションとして履かれることが多いのだけど、「GEORGE COXを履く」こと自体がパンクのスタンスを表している。
GEORGE COX GIBSON BLACK RUBBER SOLE

今回購入したのはGEORGE COXの「GIBSON BLACK RUBBER SOLE」というモデル。光沢のあるオールブラックの存在感ったらたまらない。

つま先の編み込みと、シャープなつま先が特徴だ。他のシューズメーカーではあまり見られないスタイル。いかにもジョージコックスといった感じ。

ソールの程よいボリューム感のおかげで存在感がぐっと出てくる。パンクといえばスキニーパンツ。細身のパンツと合わせると、脚をすらっと見せることができる。

ラバーソールは半透明な黒。ソールって自分から見えないので案外気にしないことが多いのだけど、他の人から見ると結構目立つ。ソールもしっかり黒で統一されているので、好みにぴったりくる。

ゾゾタウンで知らずに買ったのだけど、大手セレクトショップであるユナイテッドアローズのスティーブン・アランの別注なよう。
履いてみるとこんな感じ

先日購入したポルトガルのブランド「CESTER(ケステル)」のワイドパンツと合わせてみた。ワイドなパンツと厚底シューズを合わせるなら、アンクル丈がおすすめ。全部黒でもスッキリ見せることができる。

踵のデザインはいたってシンプル。厚みのあるソールの存在感を生かすミニマルなディテールもクールだ。

サイドから見ても、適度なボリュームがいい感じ。GEORGE COXのクリーパーと呼ばれる「厚底ブーツ」はさらに暑いソールが使われており、結構クセのあるデザインだけどこれぐらいならいろんなスタイルに馴染む。
アマゾンではステッチがないタイプを買うことができる。こちらの方がシンプルなデザインも使いやすいかもしれない。
どんなスタイルにも馴染む。でも「パンク」のスタンスを表現できる。
スタイルとしてはとてもスッキリしながら、細かなデザインが効いているシューズだ。きっと幅広いファッションに馴染むシューズだと思う。
2019年にパンク丸出しのファッションはちょっと抵抗があるかもしれない。でも、GEORGE COXの歴史の根底で流れる「パンクの精神」を身に付けることもできる。
今年はがっつり履いて、自分の足とスタイルに馴染ませていきたい。
パンクならオーストラリアのTHE CHATSがおすすめ
最近のパンクバンドならオーストラリアのTHE CHATSがおすすめ。めちゃくちゃに勢いがあってクールだ。最近のおしゃれなシティーポップに飽き飽きしている人は是非とも聴いてみて欲しい。




