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おしゃれとは「イケてる感を手なずけること」だと思った話

こんにちは、Sleepy head(@SleepyHead_blog)です。

先日、ファッションについてこんなツイートをしました。

ファッションが好きな人だったら、一度は

「おしゃれってなんだろう?」

「どんな人をおしゃれって呼ぶのだろう?」

と考えたことがあると思います。

そもそも「おしゃれ」という言葉自体がおしゃれではないのかもしれませんが、世の中に「あ!あの人おしゃれ!」と思われるような人はいます。

一度、そういった「おしゃれな人」を頭に思い浮かべてください。

おしゃれ=ファッションと考え、コーディネートがうまい、ハイブランドを身につけている、髪型がキマっているなど表面的な情報をイメージするのではないでしょうか。

もちろんそれも必要な要素だと思いますし、そういった見た目がカッコよくなれるイケてる自分になれるのはファッションが楽しいポイントの一つです。

しかし、「おしゃれ」は、きっと見た目の情報だけではないと感じる人もいるはずです。

じゃあ他にどんな要素があるんだよ!というと

「イケてる感」を自分のものにして、手なずけていること。

それがおしゃれな人には不可欠だと僕は考えます。

イケてる感丸出しはやっぱりダサい

「俺イケてます!!!」っていう自意識を丸出しにして、街を歩く人がたくさんいます。

まぁそれはそれで一向に構わないのです。しかしそれは見てる人にとって、当たり前すぎて面白くないのです。

俺はおしゃれな人間なんだ!認めろよ!という主張があまりに激しいのです。

例えば。

あるあなたの友人が、飲み会の席で

「今から面白い話するから!俺芸人みたいに面白い話できるから!」

という前振りから、その話を聞く人を笑わせられるでしょうか。

自分を「面白い芸人」と認めて欲しいがあまりに強く主張をし、その結果上がりに上がったハードルを自力で超えなくてはなりません。

自分で自分のことを「面白いやつ」と言わなけれなならないお笑い芸人なんか絶対面白くありませ

この考え方はファッションでも同じだと思います。

自意識を乗りこなす

とはいえ、洋服を着る以上、自分をおしゃれだと認めて欲しい感情は必ずどこかのタイミングで心の中に現れます。

その「自分がおしゃれでファッショナブルな人間だ!認めてよ!」という自意識をどう扱うかがポイント。

そういった主張したい気持ちをうまく抑えることができている人は、洋服のスタイルや仕草、態度に表れてきます。

人間、他人に何か決断や判断を迫れると「NO」と言いたくなります。

洋服だって押し売りされたものよりも自分で選んだ服の方が愛着が湧きますし、人に指図されるよりも自分でやると決めた仕事の方が、よりやる気が出ますよね。

「俺はおしゃれなんだ!お前もそう思うだろ?」と判断を迫られると、「 そうかもしれないけど、なんかそう思いたくない」と感じてしまうのです。

相手に自意識を押し付けて判断を迫るようなスタンスよりも、相手に「おしゃれ」だと思わせるように「自意識」を乗りこなしている人が「おしゃれ」に見えます。

イケてる感を手なずける

イケてることが自分にとって特別であるから、それを主張したくなるわけです。

本をたくさん読んで勉強していることが特別なのであれば、「本読んでる俺カッコよくない?」と誰かに言いたくなります。

ジムに通って体を鍛えることが特別なことであれば「身体を鍛えて、プロテイン飲んでる俺意識高くない?」と言いたくなります。

同様に、ファッションに気を配りおしゃれな自分でいることが特別なのであれば「おしゃれな俺を!!!見てみんな!!!」と言っちゃいますよね。

自分がおしゃれである、イケてることが自分にとって当たり前のことになれば、主張を抑えることができます。

同じ洋服を着てる人でも、ある人はやりすぎ感が出るし、ある人はうまく自分のものにしている、なんてことも。

これって難しいんですけど、イケてる人になりたいなら、自分のことを過度に「イケてる」と思うと、かえって遠回りになってしまうなぁ・・・

まとめ

イケてる感を丸出しにしない、自意識とうまく付き合い、過度に主張しない人こそ「おしゃれな人」と呼ぶことができます。

結局「おしゃれ」や「ファッション」は主観的で感覚的なので正解があるわけではありませんが、なんでもおしゃれに洋服を着こなす「スタイル」のある人は、自意識を乗りこなして、イケてる感を手懐けてるなぁ、って思います。

なんだか修行みたいな、哲学みたいなことをつらつら書きましたが、感覚的なことを言葉にすることって、感覚を目に見える形にしていろんな角度からジロジロ観察できるのでいい感じです。

もしあなたの「おしゃれな人」像があればぜひ教えてください。

では。