The Pillows “My Foot”を聴いたら、音楽聴き始めた頃の気持ちがフラッシュバックした

The Pillows – My Foot (Full Album) (2006)

 

音楽が好きな人なら「音楽を聴きはじめて間もない頃、狂ったように聴いていた曲・アルバム」があると思う。特に、多感な中学・高校生の頃に聴いた音楽はあらゆる細胞に染み込んでるのかってぐらい強く記憶に残っていたりする。

音楽を聴き始めて間もない頃は「時間さえあればそのアルバムしか聴いてなかった」ぐらいどハマりして、音楽そのものに興味を持ち始めることが多い。

周りの影響や、メディアの影響で、少しずつ様々なジャンルの音楽を知るようになる。

そのうち、他のかっこいいバンドや、最近流行りのアーティストに興味が移り、いつの間にかその「どハマり」していた曲を聴かなくなる。

当時の感動をすっかり忘れてしまってから長らく経ったけれど、先日なんとなくツイッターなどを眺めていると、昔大好きだったバンドの名前がタイムラインに上がってきた。

「あ〜懐かしいな。久しぶりに聴いてみようか」と聴いてみた。

イヤホンから流れてくるあの曲。あまりに良すぎる。中学生だったあの頃、スポンジみたいに音楽を吸収していた新鮮な気持ちがフッと帰ってきたみたいだった。

あまりに良すぎて感動して泣いちゃいそうになったバンドの曲、それがThe Pillows“My Foot”だ。

日本のロックを聴き始めたきっかけ

The Pillows“My Foot“は、僕にとって「日本のロックを聴き始めるきっかけ」になったアルバムだ。

中学1年生の頃、すでに高校3年生だったいとこのにいちゃんが「日本で一番イケてるバンド。ピロウズ聴いてないとかありえない」と強めにおすすめしてくれたのがきっかけで聴き始めた記憶がある。

何が大好きだったかというとその歌詞だ。「孤独にひたむきに前を向いて挑戦し続ける男」を歌っているようで、受験勉強や部活帰りに聴いたりして何度も勇気をもらったことを思い出した。

「誰かのせいじゃない 気づいている やっぱり僕は今もストレンジャー」

「僕はまだ見てる 進むつま先を 雨も水溜りも 気にしないぜ すぐに乾くんだ」

「夜を急ぐファンダンゴ 空を飛ぶ気になったルースター 砂漠で目覚めたエスキモーと 再会を誓い」

「僕はまだ見てる 永遠のライバルを 10歩先を走る その背中 僕に似ているんだ」

「いつまでも 諦めの悪い 挑戦者のように 走れ My Foot 踵を鳴らして」

僕はこの曲をきっかけにピロウズにどハマりして、過去のアルバムを全て遡って聴きまくった。

新しい曲がリリースされればCDショップに走り、買ったCDを急いでプレイヤーにセットしては聴き惚れていた。

そんな当時の「知らないことだらけで、聴く音楽が全て新鮮に聴こえた頃」に持っていたフレッシュな気持ちを思い出すことができた気がする。

正直、My Footを聴きなおすまで、当時の曲にまつわる記憶なんてすっかり忘れていた。実は記憶の片隅に眠っている「昔大好きだった音楽」は、いつのまにか気づかれずに端に放置されているのかもしれない。

たまに原点に帰ってみると、新鮮な気持ちを思い出せる

何かきっかけがなければ、音楽を聴き始めた「原点」に立ち返ることって案外なかったりする。

きっとその原点にまつわる記憶だってたくさんあるはずだ。

原点となった音楽を聴かなければ思い出せない記憶も、もしかするとあるのかもしれない。

有名ミュージシャンでない限り「あなたの音楽のルーツは何ですか?」なんて質問もされないから、振り返るタイミングも作りにくい。

僕はたまたまツイッターのタイムラインで、ピロウズの名前を見かけたから「そうだ!久しぶりにピロウズを聴いてみようかな!」と思えた。

My Footを聴きながらチャリンコで通学していたこととか、いとこのにいちゃんとの会話、受験前自分を奮い立たせるために聴いていたMDプレイヤー、などカオスな記憶が蘇ってエモーショナルな気持ちになった。

ぜひこの記事をきっかけにあなたの音楽が好きになった原点に立ち返ってみてはどうだろうか。

なんなら、別に音楽でなくても、あなたが好きなものであればなんでもいい。何もかもが新鮮だったあの頃の気持ちに少しだけ浸ってみると、気持ちがリフレッシュされる気持ちになれるはずだ。

この記事が「あなたが好きなものの原点」を振り返るきっかけになれば幸いだ。