シティーポップを体現 インドネシアのバンド イックバル “Amusement Park”

ikkubaru – amusement park (official MV)

 

山下達郎角松敏生を現代版にアップデートした「日本のシティーポップ」を体現する、インドネシアのバンドIKKUBARU (イックバル)Amusement Parkが気持ちいい。

多分、日本のどのバンドよりも「日本のシティーポップ」を正当な形で受け継いでいるバンドだ。

山下達郎と角松敏生の影響

日本のシティーポップといえばまず山下達郎の名前が浮かんでくると思う。もちろん彼の音楽はもっと幅広いものなのだけど。シティーポップといえばもう一人。角松敏生山下達郎よりも少し後のタイミングで活躍。

この2人をはじめとして、2010年代もシティーポップに影響を受けた日本の若手バンドもたくさん登場している。Yogee New Wavesだったり、Never Young Beachなど。シティーポップという言葉・ジャンル自体が日本で生まれているので、日本が本場と言えると思う。

シティーポップに大きく影響を受けたと、IKKUBARUのギターボーカルであるイックバル氏が語っている。山下達郎の高気圧ガールをバンドでカバーしているぐらい。

高気圧ガール 山下達郎

 

ソフトで耳なじみのいいポップセンスと、ファンキーなリズムの組み合わせ。そして気持ちよくって特徴的なメロディー。特に日本的なメロディーのキャッチーさが「シティーポップ」というジャンルを作っていると僕は思うのだけど、イックバルは他の日本のバンドよりも「メロディ」が気持ちいい。

イントロのクリーンでキレのいいカッティングの音と、伸びるようなギターリフ。キラキラしたシンセサイザーがなんとなく「都会的」な雰囲気を感じる。さらに歌声がスムーズにどこまでもスーッと広がる。歌声に何もストレスを感じない。

正直、強いメッセージ性があったり、歌声に信念が出てるような強烈な印象がある音楽は、個人的に苦手。

でもイックバルの音楽はトータルの「サウンド」として気軽にエンジョイできる。なぜならインドネシアのバンドなんだけど、インスピレーションは山下達郎角松敏生から得ている「日本的」なサウンドだからだ。

「海外の音楽って苦手、よくわかんないし、日本のバンドの音楽の方聴きやすいし・・・」なんていう人にはぜひイックバルを聴いてほしい。

メロディーのポップネスのおかげで、誰でもとっつきやすい音楽だから「海外の音楽も結構いいじゃん!」と思うきっかけになるかもしれない。

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