まだ見つけていないけれど、あなたにとって新しく好みの音楽に出会う方法

まだお互いのことをよく知らない友人や、会社の同僚との会話のきっかけとして「どんな音楽がお好きなんですか?」と質問することが多い。

よく返ってくる答えは「邦ロックが好き」とか「ロキノン系しか聞かない」や「Kポップが好き」「洋楽しか聞かない」など。国やジャンルで区切って音楽を聴く人、結構多いと思う。

もちろん自分が好きなジャンルがあり、好きなテイストに合う国の音楽は存在する。音楽の聴き方しては特におかしなことではない。僕だって海外のインディーロックが好きだし、最近勢いのある日本のロックバンドはほとんど聴かなくなっている。

でも僕はこの「ジャンル・国で区分けした音楽の聴き方」に違和感を持っている。

なぜなら「まだ知らないけど、きっと好きになるであろう音楽」を見つけるきっかけを殺している気持ちになるからだ。

音楽の聴き方なんて人それぞれで一向に構わない。正解は無いのだが、あえて僕は「ジャンルと国で聴く音楽を選ぶ」ことにノーと言いたい。

好きなバンドのルーツを辿って、新しい音楽に出会う方法をご紹介していきたい。

ジャンル軸で音楽を選んでいると横への展開しかない

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参照元 : ROCKIN’ON JAPAN 2016年12月号
 

例えばロキノン系。音楽雑誌「ROCKIN’ ON JAPAN」に取り上げられているバンドやアーティストを好んで聴く人たちのことを指す言葉である。

ロキノン系としてレッテルが貼られた音楽を聴く傾向があると思う。聴く音楽を「ロキノン系」から選ぶと自分の好みにあうバンドを簡単に見つけることができるだろう。

同じカテゴリーから音楽を選ぶことで、基本的には同世代に活躍するバンドへレパートリーが拡大していく。カテゴリー軸で聴く音楽が広がる。

しかし、それではあなたが好きになる可能性がある「新しい」音楽に出会う確率はかなり低い。新しい音楽に出会うためには、カテゴリーの外に出るきっかけが必要だ。

ルーツを辿って時間軸で展開する

 

好きなバンドのルーツや、好きなミュージシャンが好んで聴く音楽って必ずしも彼らが作る音楽と同じジャンルとは限らない。つまりルーツを辿ると、ジャンルから少し離れた素敵な音楽に出会うきっかけになると言える。

例えばストレイテナーホリエアツシ氏が好きなバンドとしてWHY?というアメリカのインディーロックバンドを挙げていた。ヒップポップ的なスタイルをミックスした最高にかっこいいバンドだ。

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正直、ストレイテナーの音楽とは全く違う。しかしホリエアツシ氏はきっとWHY?の音楽を解釈し、ストレイテナーの音楽へ落とし込んでいったはずだ。

エルレガーデン細美武士氏はアメリカのパワーポップバンドであるWEEZERの大ファンである。WEEZERのギターボーカルであるRivers Cuomo(リヴァースクオモ)から名前をとって「CUOMO」という曲もエルレガーデンで作ったぐらいだ。

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ちょっと脱線するが、Superorganism(スーパーオーガニズム)はインタビュー中でPavementやWEEZERなどから影響を受けてと語っている。彼らの作る音楽は「ポップミュージック」だけど、一般的にロックにカテゴライズされるこれらのバンドも、彼らにとっては「ポップ」だという。

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聴いていただければわかると思うが、上の3バンドが作る音楽と、彼らの好みの音楽は違う。

好きなアーティストのルーツや好みを探ると意外な音楽を知るきっかけになるはず。「聴きたい音楽を探す」ということは「まだ知らない音楽を知るきっかけを見つけること」だ。

音楽の選び方 : ルーツを辿って新しい音楽を探そう

最近では自分が聴いた音楽の履歴から、自分に合う音楽をレコメンドしてくれる機能がスポティファイなどストリーミングサービスに実装されている。

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わかる。とても便利だ。でもこれって「似た音楽が集まってくる仕組み」だと思う。心地いいけれど刺激がない。

好きなバンドのインタビューなどを読んで、自分のルーツや最近聴いている音楽を調べてみよう。きっとスポティファイがおすすめしてくれないけど、自分の心に刺さる意外な音楽が見つかるはずだ。

セレンディピティーを求めて、僕はひたすらインタビューなどから情報を得てたくさんの音楽を聴き、発信していきたいと思う。

ぜひ「あなたの好きなバンドのルーツ」を辿ってみて、見つけたバンドと一緒にシェアなどしていただけると嬉しい。