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ディスコとサイケ Theophilus London(セオフィラス・ロンドン) feat. Tame Impala “Only You”

"ONLY YOU" Theophilus London feat Tame Impala (Live at The Peppermint Club)

トリニダード・トバゴ出身のラッパー・シンガーであるTheophilus London(セオフィラス・ロンドン)が、オーストラリアのサイケロックバンドのTame Impala(テーム・インパラ)とコラボ。“Only You”が2018年10月末にリリースされた。

タイトなリズムと色気のある歌声に、テームインパラらしいシンセサイザーの音と心地いいベースリフ。去年の“ベストトラック20”には残念ながら入れることができなかったのだけど、2018年下半期に聴きまくった曲だ。

Theophilus London(セオフィラス・ロンドン)

トリニダード・トバゴで生まれたロンドンは、ニューヨークはブルックリンに移住、その後ペンシルヴァニア州で高校を卒業する。2011年に“Lover’s Holiday EP”でデビュー。Solange knowlesなどをフィーチャーしている。

その後2013年にはフルアルバム“Vibes”をリリースした。カニエ・ウェストがプロデュースした作品で、彼ともコラボした楽曲が収録されている。僕自身そこまでヒップポップに馴染みがないんだけど、めちゃいいです。

Theophilus London Ft Kanye West Can’t Stop

マイケル・ジャクソンプリンスから影響を受けたディスコ・ソウルの香りがする歌声とリズム感。かと思えば、ザ・スミスクラフトワークからもインスパイアされたというバンドサウンドとエレクトロ感も持ち合わせている。

テームインパラの”サイケのエッセンス”が加わった”Only You”

今回テームインパラとのコラボとしてリリースされた“Only You”には、彼のディスコやソウルを感じる楽曲に「サイケのエッセンス」が加わっている。

特にベースのフレーズと、2番のサビでドラムが消えて歌とシンセサイザーの音だけになるあたりに「テームインパラ」らしさを感じる。歌メロをなぞりながら、曲全体を引き立たせるひねりの効いたベース。さらにサイケデリックさを彩るシンセサイザーの音が、踊れるかつリピートしているとトリップしてしまいそうな気持ち良さを生んでいると思う。

ついつい踊りたくなるリズム感。ぜひとも楽しんでみて欲しい。

テームインパラの活動の幅広さ

ASAP ROCKY(エイサップ・ロッキー)がテームインパラの”Why Won’t We Make Up Your Mind?“をサンプリングした”Sundress“をリリースしたり、アメリカのプロデューサ”ZHU”とコラボした”My Life“を発表するなど、ここのところ幅広い活動が見られている。

ヒップホップが全盛の中、テームインパラ自身が作る音楽と違うフィールドのアーティストとのコラボを実現させて、しっかりテームインパラらしさを表現しちゃうのだからすごい。

このようなコラボで培った経験を、テームインパラ自身のアルバムで生かしてくれるのかな。早くリリースして日本にツアーで来て欲しい。

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